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第14回TDCセミナー
「老朽化建築の価値再生
-『リファイニング』による建築の長寿命化」
日 時 |
2015年3月20日(金)18:30開場 19:00~20:30 |
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第14回TDCセミナーは「リファイニング建築」の提唱で知られる青木茂氏にお越しいただきました。
「リファイニング建築」とは、リフォームやリノベーションとは異なり、築40年を越えて古くなったとされる建物の構造躯体に軽量化や補強をして、耐震性能を現行レベルまで向上させるとともに、建物の多くの部分を再利用しながら大胆な意匠転換や設備一新を行い、このことを繰り返すことによって建築の長寿命化を図る再生手法のこと。新築より大幅に少ないコストで、多くの老朽化した建築の価値を再生することが可能です。近年多くのビルが老朽化し寿命を迎え始め、また人口減少により現在ある建築ストックの活用が課題となっていることから、都市再生のあり方としても注目を集めています。公共建築や商業建築、集合住宅等、数多くの建築再生を手掛けてきた青木氏に、具体例をまじえながらお話しいただきました。
青木 茂(Shigeru Aoki)
大分県生まれ。首都大学東京特任教授、青木茂建築工房代表取締役、大連理工大学客員教授、博士(工学)、一級建築士。著書に「改修設計の勘所」「リファイニングシティ×モンゴル」「公共建築の未来」「住む人のための建てもの再生」「REFINING CITY × SMART CITY」「長寿命建築へ」「団地をリファイニングしよう。」など。
受賞に日本建築学会賞・業績賞(2001)BELCA賞(2001)JIA環境建築賞(2000)エコビルド賞(2002)グッドデザイン賞特別賞(1999,2010)GREEN GOOD DESIGN AWARD(2009)福岡市都市景観賞を連続受賞(2005,2006)千葉市優秀建築賞(2009)兵庫県知事賞(2010)JFMA賞(2010)日本建築防災協会耐震改修貢献者賞理事長賞(2012)日本建築防災協会耐震改修優秀建築賞(2013)など。
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