Seminar

JDCA / TDC 連携シンポジウム
「林野庁・地域材を利用した木材製品事業」 

日時 2016年10月27日(木)

戦後造成した人工林が本格的な利用期を迎える中、この豊富な森林資源を循環利用し、林業の成長産業化(6次産業化)を実現していかねばなりません。それには林業家自身からも指摘されているように、建築の構造材として木材を使うだけでなく、内装の木造化推進も急務となっています。東京デザインセンター(TDC)は今年、日本デザインコンサルタント協会(JDCA)、草苅木工株式会社と連携し、特注家具による地域材利用のモデル事業を推進しています。

多様な個性を持つ地域材を全国に流通する家具として利用するには、材料や規格の統一など多くの課題を抱えます。それに対して特注家具建具の世界では、土地の味わいのある地域材を用いて、そこにしかない家具を作り出すことができます。本シンポジウムの講師として、新作家具制作にご協力いただく二人のデザイナー、川上元美氏と小泉誠氏の他、国産材の利用推進を進める林野庁からも担当者の方々をお招きし、地域資源を有効に活用する地産地消を、林業においても実現させる可能性を語っていただきました。

モデレーター
船曳鴻紅 JDCA代表理事(株式会社東京デザインセンター代表)
パネリスト
川上 元美 川上デザインルーム代表、日本デザイン振興会会長
小泉 誠 Koizumi Studio代表、武蔵野美術大学教授、林野庁国産材活用事業担当官

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