2010年メゾン&オブジェ出展
sozo_commホール6に昨年に続き出展

上のマップはメゾン&オブジェ国際室内装飾見本市が開催されるParis Nord Villepinte Parc des expositions(ヴィルパイント見本市会場)のものです。フランスの見本市会場にはこのように放射線状にホールが並ぶところが結構あります。各ホールはそれぞれのジャンル(ホール1:エスニック、ホール2:テキスタイル、ホール3:テーブルウエア・・・・)で仕分けられているので、そのジャンルだけに興味のある来場者にとっては希望のホールに直行できるメリットがあります。隣のホールに行くためには中央に一回戻らなければなりませんが、中央部に近い出展者は多くの通りすがり客を集めることができます。一方、ホール奥の方の出展者が新規顧客を増やしたいためできるだけ前に移りたい場合は、見本市側に認められる商品力をもつ努力とアピール力が必要とされます。

昨年のsozo_commはホールの少し内側に入った場所が見本市運営会社SAFIからあてられたのですが、今年はホール6に入ってすぐ、入り口大階段の足下に出展場所をとることができました。見本市で成功する第一要因はロケーションであり、だからこそ見本市側は容易に最初から良い場所をとってはくれません。出展者のパフォーマンスを見据えた上で、次回の出展場所の見直しを行うのです。今年このようなベストと言っても良い位置をとることができたのは、昨年のsozo_commをいかにSAFIが高く評価してくれたかを表していると言ってよいと思います。


ホール6は、今もなお最もメゾン&オブジェの伝統を伝えるホールです。ホール5などのメインは大手メゾンが毎年のイベントとして出展するのに対して、ホール6は基本的に中小のメーカーが年に何回かの新商品をここで発表し、その新規性と価格合理性を目当てに集まるバイヤーやエージェントを相手にするのです。当然人出も他のホールより数倍は多く、そのほとんどの人が通って行くsozo_commの場所は人の目をひく点では絶好のロケーションでした。

経産省日用品室が催したオープニング・レセプションでは、SAFIのコシェ代表、製造産業局の後藤局次長、日本公使、JETROパリ所長が挨拶され、加藤IDAFIJ代表が政府をあげて応援していただくことへの感謝の辞を述べました。

ブース内は人出に波があります。昼前に一度波が来て、午後一はランチタイムのためか少なくなってまた3時頃から混み合います。sozo_commに過去に参加された出展者は、経験を生かしてメゾン&オブジェ向けの商品構成をされていて(ex.陶磁器のミヤマプランニングは花瓶などのインテリアを加えていた)また初参加者も欧州市場を研究した上で出展に臨んでおり、結果はこれからですが大いなる成果が期待できそうです。

今年で参加3年目のチクノライフはチクノキューブという竹炭を使った消臭剤のメーカーですが、地味な商材であるにもかかわらず昨年は女性ファッション誌「グラムール(Glamour)」のCoups de Coeur賞を受賞しました。竹炭石けんの泡立て実演をするなどセールス・トークにも年々磨きがかかり、今年はかなり大きい取引を何件か成約させていました。出展者のビジターに対する応対を拝見していると、「契約を取る」というビジネス上の成功は単に商材の質や価格といった魅力だけでなく、いかに売り込むかという気迫も結果を大いに左右しているように思われます。

全員集合
今年sozo_commに参加された方々です。
メゾン&オブジェの会場のそこかしこから、sozo_commブースが昨年にも増して充実した内容だとの声が届いてきました。よく見本市には連続して出展しなければ意味ないし効果が見えるのは3年目からと聞きますが、それはバイヤーへの認知度をあげるといったことだけでなく、メーカー側が見本市の特性やバイヤーのニーズをとらえて商品開発し持ち込むには最低1年はかかるためだと思います。
(船曳鴻紅)















