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2009年1月パリ JAPANブランド展

三越エトワールでJAPANブランド商談会が行われました
sozo_commの海外展は、2008年のフランクフルト・アンビエンテから所を変えて今年はパリ・メゾン&オブジェとなりました。パリ・メゾン&オブジェは1月23日~27日の会期ですが、その1日前に3日間の会期でJapanブランドのパリ展(日商・全国連による共同展示商談会)が開かれていました。凱旋門広場に面する一等地にある三越エトワール展示館に、全国各地のJapanブランド21事業26社が参加していました。

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建築家青木淳氏による青山RIN(中小機構運営)での展示が巡回展されました。

今回の展示会は「商談会」という性格を前面に出して、フランス国内3社、英、独、伊に各1社をエージェント・オーガナイザーに選び事前にエージェント希望者、バイヤーを集めるという、従来JETROが行ってきたビジネス・マッチングの手法を取り入れていました。その結果、100社を超えるバイヤーなどからのアプローチがあったようです。これからそれをどう本格的な商談に持ち込むかは、オーガナイザーのフォローアップにもよりますが、何より参加各団体が海外への輸出に対応する態勢をどのくらいまでつくりあげられるかにかかっていると思います。この経験によってJapanブランドの海外進出が本格化する気運が見えて、今後の展開が大変期待されます。

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その中で特に商談が活発だと発表されていたのは、山形、輪島、大川、盛岡の各事業でした。それに比べファッション・繊維関係はなべて低調だった感がぬぐえません。一つにはそれぞれ担当するエージェント・オーガナイザーの力量が大きく結果を左右していることと、この間開催されるメゾン&オブジェとの相乗効果の有る無しが大きな理由でしょう。山形(菊地保寿堂の鉄瓶)、盛岡(南部鉄器)、輪島(漆器)、大川(家具)はいずれもメゾン&オブジェ国際見本市で大きく扱われている商材です。一方でパリで1月の中旬開催されていたファッション系見本市に連動すべき商材は、すでに多くのバイヤーがパリを離れており,欧州各地から単独でエージェント希望者やバイヤーを引き寄せるのは難しいと言えます。今後はJETROのように、業種別に小分けした商談会がセッティングされる必要もあるかもしれません。

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(左)輪島の漆器工房、塩安眞一氏  (右)輪島の木地師、桐本泰一氏とミラノで活躍の伊藤節&志信夫妻 実は桐本さんと伊藤さんは筑波大で先輩後輩の間柄

目立って来館者が集まっていたのが輪島塗りのコーナーでした。フランスは欧州の中でもとりわけジャポネスクへの関心が高く、japanとも呼ばれる「漆」の認知度は高い国です。今回の展示が行われた三越エトワールは、これまで小倉遊亀 東山魁夷氏を始めとする日本画巨匠の展覧会を継続して行ってきていて、パリの日本文化愛好者の間に強固なネットワークを作ってきていました。最終日は商談会ではなく一般公開でしたので、特に日本の工芸を代表する漆製品に注目が集まっていたのかもしれません。

(船曳 鴻紅)