今年の1月下旬は、複数の日本関連展示会が同時開催されていました。三越エトワールでのJAPANブランド展、メゾン&オブジェ見本市内でのsozo_comm展、JETRO出展、そして国際交流基金による日本文化会館での「WA」展などです。
外務省のパリ公使邸で合同レセプション
その中で経産省関連のJAPANブランド、sozo_comm、JETROの三者が、パリの外務省公使公邸をお借りして合同レセプションを開きました。エティエンヌ・コシェ氏を始めとするSAFI関係者の参加はいただけませんでしたが(実はこの日未曾有の大暴風雨による一部パビリオンの閉鎖などの対応に追われたため)、日本からの出展者を中心に和気藹々とパーティが進行しました。

イタリアのテーブルウエア「グッジー二」社のDomenico Guzzini社長、伊藤夫妻、サローネ・サテリテ責任者のMarva Griffin Wilshire女史

クルツの島村卓実氏、全国商工会連合会の青山 淳氏、トミタデザインの富田一彦氏
今回のパリ見本市出展は、今後日本の中小製造業(最終製品を作っている)がダイレクトに海外市場を狙っていく仕組み作りをより促進するためと言えます。そこでこれらの海外市場を実地で体験視察するため、今回もsozo_commからは経産省製造産業局後藤芳一次長、中小企業庁からは桜町道雄小規模企業政策室長がパリに見えました。下の写真で左から製造産業局日用品室の小保方、内野氏、経営支援部の江沢氏、一人おいて桜町室長です。

東京・築地の丸山海苔店がサンジェルマン・デュプレに昨秋開いたお茶の店、寿月堂。内装設計は隈研吾氏。http://maruyamanori.net/sp/paris01.html

地階は昔からの地下倉庫を改装して、 中世のパリを活かした静かな茶室となっています。今パリには回転寿司や日本人経営ではない和食屋がどんどん増えて、日本政府が「本物の日本料理屋特集」を組むほどになっています。日本文化が浸透していくためにはバリエーションが豊かになるのは良いことだと思うのですが、全体として下方にボリュームが厚くなりすぎても困ります。こういった正統派の店に今後も頑張っていただきたいと思いました。

店の棚には、sozo_commに参加する鋳心ノ工房の増田尚紀さんの鉄瓶も並んでいました。

パリの百貨店の中でシャレた感覚のものを見つけようとしたら、まずパリ左岸7区のボンマルシェ(LVMHグループ傘下)です。そこに扱ってもらえるようになったら、欧州市場でのブランド化の第一歩。日本の庖丁は切れの良さで欧米においても定評を得ていますが、特にこのところ攻勢をかけている貝印のセラミック庖丁がグローバルのステンレス庖丁と共に店頭に並んでいます。

ヨーロッパにおいては綿製品は生活用品の中でも高級品に入ります。そのタオル売り場で特に推奨品として前面に並べられているのは日本の内野タオル製品です。単に毎年見本市に出展するだけでなく、パリ・オフィスを設け人脈を含めた強い営業力の結果と言えます。
(船曳 鴻紅)