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メゾン・エ・オブジェ 銀座でプレス発表

PARIS CAPITALE DE LA CREATION
SAFI代表 M. Etienne Cochetの記者会見

10月27日(月)の朝、銀座シャネルの最上階にあるアラン・デュカスのレストランで、メゾン&オブジェのプレス発表が、モーニング・ビュッフェの形式でメディアと関係者を集めて行われました。メゾン&オブジェの主催団体SAFIの代表であるエティエンヌ・コシェ氏にとっては、北京からフランスに戻る日本滞在時間わずか20数時間という慌ただしさの中でのプレス・ミーティングでした。しかしたった1日しかなくとも、世界に先駆けて2009年メゾン&オブジェのコンセプトを日本で発表するというのは、世界のトレンドを語るときにいかに日本からの発信が重要かということを、コシェ氏自身が熟知されているからだと思います。

この数年パリは世界一の都市としての存在をより強めようとしています。今回コシェ氏が中国を訪問したのも、SAFI代表と言うよりはパリ市経済開発公団の幹部としてジャン=リュック・マルゴ=デュクロ氏(パリ首都圏開発局次官)に同行し、PARIS CAPITALE DE LA CREATIONをアピールするためでした。PARIS CAPITALE DE LA CREATIONは、ファッションからインテリアまで多岐にわたる分野の専門見本市(1年間に27の見本市がパリで開催)に共通して、その期間パリを訪れるバイヤーやジャーナリストの方々に快適な滞在をしていただくための受入体制をつくる取組みということでした。

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以下、当日のエティエンヌ・コシェ氏のスピーチの内容をご紹介します。

「パリ」は、感動を引き起こす大きな財産である。素晴らしい建築、世界中の文化の融合、そしてそれをグローバルに通用させる表現ができる。あわせて、「パリ」というだけで感動する価値を生むことができる。例えば、ファッションウィークにしても、今やミラノ、東京など世界中で開催されているが、それが「パリ」となると特別のものになり、感情を動かされる。パリで出会うことによって、特別な価値が付け加えられる。

「Art d’virvre」とは、生活を大いに楽しんだ人生を送ること。パリは今後チャレンジングな活動をしていきたい。ファッション~インテリアまで、あらゆる分野に横断的な形で取り組み、交差させた表現をお見せする。1月末のメゾン・エ・オブジェではそういったものがどうなるか、具体的にご覧になることができる。

日本においても千年の歴史の中で、日本人の感性を持ってものづくりがされている。世の中がより一層複雑になってきた中で、真の価値を大切にしてものづくりしていくことが重要。今回、日本からの出展が75社あり、クリエーションを求めて集うことになる。

DESIGNERS of YEAR
DESIGNERS of YEARは、2006年はジャン・ヌーヴェル、2007年はクリスチャン・ラクロワ、2008年はザハ・ハディッドだった。シャネルのデザイナーとしてだけでなく、インテリア、カメラでも活躍するカール・ラガーフェルド氏を来年のクリエイターに迎えたいと考えている。ザハ・ハディッドはイラク・バグダット出身であり、カール・ラガーフェルドはドイツ出身で、フランス人だけでなく世界中のクリエーターが活躍するのもパリの魅力。PARIS CAPITALE DE LA CREATIONにも大変適切な方だと思う。

この秋のメゾン&オブジェ(9月開催)を見ても、今人々は確かな価値を求めるようになっている。それは、オーセンティックなものであり、伝統素材である。従ってこの冬のキーワードは、「シンプル」…本質的なもの、文化的ルーツに根ざしたもの、とすることに決定している。また今回世界金融危機という難しい状況下で、アンティドット=癒し というキーワードがこれに加わった。困難な状況下でこそ、人々の心を動かす、集いの場をつくる、どのようにしたら人々が大いに楽しめるのか、それを「癒し」として提供したい。


2009年1月メゾン・エ・オブジェは以下の構成となります。
インテリアシーン…元々のメゾン・エ・オブジェで年に2回開催(1月・9月)。来年で20回目となり、世界中の室内装飾・雑貨のトップ企業が集結。
メゾン・エ・オブジェ・エディトゥール…テキスタイルのみ。これまでで最大規模になる。
メゾン・エ・オブジェ・プロジェ…1月に開催されるのは初めて。建築のインテリアプロジェクトに関わる素材などのメーカーが集まる。
now!…コンテンポラリーアートをデザインの世界に取り込んでいく。今までで最大規模。
メゾン・エ・オブジェ・ミュゼ…オブジェ。文化的な側面が製品化されている。

そして1月のメゾン・エ・オブジェを飾る目玉は「美食」だそうです。
26日にはアランデュカスが見本市会場に来場し、1つは業界関係者向けとして、もう1つは一般向けとしてプレゼンテーションを行う。業者向けには、いくつかのコーナーのひとつとして「美食」を設ける。一般向けには、初の試みで700人収容する広い会場に10名のシェフと一堂に会する企画をもっている。調理をしながら話を聞き、人々の前で対談が行われる予定。


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ところで、コシェ氏はわずか1日足らずの日本滞在でしたが、SAFIのナンバー2であるフランク・ミヨ営業統括取締役は、前々日に来日することができたのでsozo_commのステアリング・コミッティのメンバーとミーティングを行いました。東京デザインセンターのデザイン・ブックスのショップで扱っているsozo_comm選定商品の現物をあらためてお見せし、そのデザイン性とクオリティの高さを確認していただきました。


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2階のメタフィスのショールームでは、村田智明氏が生み出す数々の製品の斬新なアイディア、革新的な技術と機能にふれて、世界のプロダクトを見なれているフランク・ミヨ氏も感嘆していました。

(船曳 鴻紅)