2008年秋のメゾン・エ・オブジェ
パリのメゾン&オブジェ(一般的にM&Oと表記されます)は、年2回パリノール見本市会場にて開催されます。クリスマス商戦のための秋のM&Oは今年は9月5日から9日まででした。冬のM&Oは家具のMeuble Parisもあって大型のインテリア商材が多いのですが、秋の方は雑貨やエクステリア関係が主となります。またVoice of Experienceの方でご紹介したように、秋冬両方出展する場合は、まず1月に新商品を紹介し、9月は再度それをビジネスに結びつける場として活用する企業も多いようです。
このMAPのように、ホールは放射線状に1から7まで置かれていて、それぞれにジャンル分けされています。まず一番右側のホール6ですが、以前からここが最もビジネスに近いホールと言われているところです。主として雑貨と生活用品のホールですが、今年からここのMOVINGというエリアに重点が置かれるようになり、ノン・ジャンルでバイヤーがまず目を付ける商材を集めていく方針をSAFI(M&Oの運営主体)が打ち出しています。

ホール6の全景

MOVINGのエリア
`ムーヴィング´には、ノン・ジャンルというだけでなく、ここに見られるようにかなりキッチュなものから生活用品まで幅広いメーカーが並んで、活発に取引が行われています。

昨年は、蛍光塗料を塗ったデーモン系の縫いぐるみなどアートぽかった「東京仮面」ですが、今年はかなりビジネス寄りの商材展開でした。

「トロイカ」は東京デザインセンター1階の「デザインブックス」でも扱っている、デザインクオリティの高いキーホルダーのメーカーです。結構奇抜なものもあるこのエリアに長年出展しているのは、確実に数字があげられる場所だからだそうです。
次にホール5Aは`コテ・デコ´と言って、ホームデコレーションのホールです。入ってすぐのところには、インテリア大手のゴージャスなブースが居並び、パリらしい華やかさを演出しています。

フランスの、造花を始めとするホームデコレーション最大手の「SIA」のブースです。

SIAの若き社長Johan Nilsson氏と並ぶのは、以前日本にSIAジャパンを立ち上げた長谷川久美子さんです。彼女は今、東京デザインセンターでsozo_commの広報も担当してくれています。
このホール5Aをそのまま奥に進むとホール5Bとなり、インテリアトレンドを発信する、実商というよりはメディア向けのホールとなります。now! design à vivre、scène d'intérieur、projetsという3つのエリアに分かれています。

来年1月から再編が予定されている`ナウ´。台湾やタイなど、国単位でのデザインプロモーションも大きく行われていました。

`ナウ´の隣の`プロジェ´。建築プロジェクトを抱える建築家やインテリアデザイナー向けのテキスタイルや建築資材のエリアです。
2年前に新しくお目見えしたホール7は、毎年構成が変化していますが、今年は世界的な家具ブランドとエクステリアのホールとなっていました。ミラノ・サローネの雰囲気が漂います。

「B&B」を始めとして、世界的なブランドが並びます。

エクステリアもハイエンドなホテルライフををイメージしたリッチな仕立てが目につきました。ヴァニラの匂いをろうそくが醸して一瞬リゾート・スパにでもトリップした感じになります。
(船曳 鴻紅)






