照明見本市「ユーロ・ルーチェ」は「ユーロ・クッチーナ」と隔年でサローネ・デル・モビーレと併催されます。前回は旧見本市会場での開催だったので、新会場では初めてのユーロルーチェとなります。旧会場に比べて総面積27%アップの6ホールに、これまでユーロルーチェにはなかった照明分野を入れて、産業用の照明、また舞台用の照明システム、特殊照明も見ることができるようになりました。
ところで、今回は東海林弘康さんにユーロルーチェをプロの視点から解説していただく機会を得ました。ユーロルーチェは数年ぶりという東海林さんは、アメリカの照明見本市に比べカラーLEDメーカーの数が格段に少ないと言います。しかし派手な演出用ではなく、LEDは色をもった光の印象が強いのと集光性が強いのとで、少ない数で同じ効果を上げられるため(結果として省エネになることから)、ヨーロッパでも多く用いられ始めているのを実地に見せてもらいました。一時メンテの優位性から使われた光ファイバーはもうほとんど姿を消しています。

東海林さんを撮らせてもらった写真のバックは、イタリアの世界的メーカーi Gussini(イ・グッツィーニ)社のスタンドです。ユーロルーチェのベスト・ポジションに1000㎡以上の展示を行っていました。イ・グッツィーニの成功は、建築界の需要をしっかりととらえて、他社のように商品企画を自社から一方的に行うのではなかった点にある、ということでした。

今日のユーロルーチェ視察に参加したメンバーで、記念撮影。この3月、JETRO輸出促進部からハンガリーに転任されたばかりの和波さん、中小企業庁でJAPANブランドを担当している福本さんも参加してくださいました。JETROの前田課長、三上さんは連日のデザイン・プレミオ・アテンドから1日だけ解放されてのサローネ視察です。特に若い担当官は、できるだけ自分の目と足で情報を得て確かめることが大事だと思うので、もっと自由な時間をもたれた方が良いと思いました。

COSMITとのアポイントは、来年以降の展示スペース確保の交渉のためです。ともかく新会場になって数割面積が増したのに、それ以上の出展希望が寄せられていて、とても隙間がないのが実状なのです。メッシーナ会長との会談は、小菅康正会長以下IDAFIJ関係の我々、経産省石黒憲彦審議官に、日用品室の梶川文博さん、デザイン室の森田さん、また東総領事も応援にかけつけてくださって、日本側総勢8名。日本側の気迫を感じていただきました。まず2月に一度会っている小菅会長からsozo_comm事業要旨をあらためて説明、続いて石黒審議官がいかに日本政府として家具を始めとする生活用品産業の支援に取り組むかを熱く語ってくださいました。メッシーナさんは最後に、ウエイティング・リストのトップに私達の事業をのせると約束してくださいましたが、11月に今年展示を行っている企業の次年度出展申込み期限がくるので、それまでは確たることは言えない、ぜひ待っていてほしいということでした。

(船曳 鴻紅)