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21_21 ~ SENSEWARE

今日は六本木ミッドタウンのタワー棟5階に移転したばかりの産業デザイン振興会を訪ねました。sozo_commの審査過程でGマークの選定商品については、書類審査の第1段階を免除するとしています。そのことを内藤廣審査委員長、ミスターGマークと呼ばれる青木史郎理事に報告するためでしたが、同時に、知人のTVディレクターを紹介させていただきました。

ディレクターは12チャンネルのワールド・ビジネス・サテライトを担当されている方なので、WBS20周年プロジェクトとして先々週放映されていた、「見聞!ニッポン力」について話が及びました。さて、世界に比していく、デザインにおける「ニッポン力」は何だろうということになりました。冷めて言えばどん欲な消費欲が日本の消費者にあるからだとか、結局欧米には本当のところ入り込めないのに片思いしているだけとか、少々自虐的な(?)意見も出たのですが、最後の内藤さんの見方にとても説得力がありました。

それは今ホットに語られているような「デザイン」は、欧米のような階級社会の産物であって、その基盤の上に作られてきたデザイン文脈をそのままなぞっているだけではないか、はたして欧米の枠組みにそこまで我々がのめりこんでいく意味があるのだろうか、ということでした。我々日本の製品競争力はどこにあったかというと、それは階級とは無縁なごく一般の人々に向けて、彼らが受け入れる製品を懸命に作ってきたからで、決してごく一部の階層に向けてではなかった。それが世界の市場から共感をもって受容された一番の理由だろう、今後も、日本はその線を守るべきだと思っている、という話です。私も全く同感しています。

やはりミッドタウンに安藤忠雄設計でできあがった、三宅一生さんの21_21の第1回企画展「チョコレート」がスタートしました。三宅さんの財団に関わって1年ほど前からこの企画について知っていたので、オープンが楽しみでした。それで、1月にドイツのケルンに家具見本市で行ったときに、市内にあるリンツ社のチョコレート博物館を訪ねています。そこで知ったのは、もともとヨーロッパでは、コーヒーは労働者の元気回復薬で、チョコレートは富裕階級の性的興奮剤として流行ったということ。日本社会も戦後60年でそこまで豊かになってきたということでしょうか・・・・

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続いて青山スパイラルで同日始まった「SENSEWARE」展に行きました。お台場で開催される繊維見本市「JAPAN CREATION」の主催で原研哉さんがディレクションを行っています。羨ましくなるぐらい制作費をふんだんに使った(使えた?)展覧会でしたが、3階入り口の原デザイン研究所+アトリエオモヤの「WATER LOGO」が特に目を惹きました。ミラノで見た原さんの「つくばい」と同じく超撥水性のファブリックを用いたトリッキーなロゴサインです。sozo_comm展示にもご協力いただけないかと、虫の良いことを考えました。

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(船曳 鴻紅)